映画観たよ日記「新聞記者」

更新もしますよ。
サーチエンジンに登録したからか、外部からもきてくださった方もいるみたいで。ありがとうございます。

またこの間の休みの時に、映画観てきました。大した感想書けないですけれども。
観てきたのは「新聞記者」。こういうのって、単館じゃないとやっていないのかなって思ったんですけれど、シネコンでも上映されていたので。映画館での邦画、久しぶりに観た気がします。
物語の主人公は、新聞社の社会部に所属している記者。タイトルの通りなんですけれど、主人公はもう一人、内閣府の若い官僚。
自分たちが最近耳にしたような話が、映画の中でも出てくる。で、そんな自分たちの世界に似ている場所で、ぐさぐさとくるセリフや場面が出てくる。
権力の言う通りに生きていればきっとそのままの生活ができる。でも、それでいいのか? その葛藤の静と動の部分が、惹きつけられたり。

「真実」ってなんだっけ? 「国」って何のためにあるんだっけ? そんなことも考えさせられてしまうような話。それは、どこか遠い世界のファンタジーなんかじゃない。

ジョージ・オーウェルの有名すぎる著作「1984年」を思い浮かべたのは自分だけではないだろうし、他の作品においても、この本を連想してしまう場面というのは多いと思う。あの官僚はスミスだ、とも。彼の上司はオブライエンかもしれない。昨日とまったく違うことが真実になっても、誰も疑問を持たない世界。リテラシーの欠如とか、そういうんじゃなくて、単に「個」が死んでしまって。自分だって大した頭もないし、大したことは何もできないけれど、そんな風になってしまったら怖いなって。

またまた関係のない話だけれど、「新聞記者」の監督さんは、伊坂幸太郎さん原作の「オー!ファーザー!」の監督をやっていらした方らしいですね。伊坂作品も好きなので、こんなところにもつながりが、と思いました。

本屋で「1984年」を買った時、「この小説が現実にならないように……」みたいなポップか何かがあった記憶があるけれど、その現実はもっと面倒臭い形で差し迫っているんじゃないかなぁと思うし、一方で、まだこういう映画が上映されて、よかった、とも違うけれど……自分は観られて面白かったです。